2011年12月30日金曜日

餅つき、終える

親子会・暮らし体験会
 一日通しのお餅搗き終了。午前の親子会、午後の暮らし体験会ともにたくさんの人たちに集まっていただいて、賑やかに、和やかに、楽しいに終えることができた。
 土間のあるオダイドコの威力がいちばん発揮する日はこのお餅搗きの日やなと思う。もち米の香り、温かくやわらかな感触を確かめるようにしてつきたての餅を口にほうばる子供たちの笑顔が今年一年の厄を落としてくれたような気がする。こんなに楽しいて素敵な慣習が消えてしまうことのないようにしたいもの。。 
 
 「こころみの餅はね、こうやって小餅を伸ばしたとこにあんこをたっぷり入れて作るよ。」こころみ餅=試み餅の由来は今年の新米、新豆(小豆)の出来栄えを試みるということがはじまりで、かつてはお餅つきをしたときにご近所に年末の挨拶をかねて配ったもの。我が家でも、祖母が健在な頃は毎年配ったもの。春のお彼岸のときと同じく「こころみもちを作りました。お口汚しですけどおひとつどうぞ。」という、大人の挨拶文句をまるで呪文を唱えるみたいに言うて、ご近所へ配るお手伝いは子供の役割。そんな記憶が、この家を生かすことに役立ってる。
 たくさんの参加、ありがとうございました。。

2011年12月28日水曜日

お餅搗き

親子会~暮らし体験会
十数㌔のもち米を洗い終わった。明日は朝の10時から1日中お餅搗きをする。大変!!朝からは10組の親子が来宅、午後からは恒例の暮らし体験会の部に移行して毎年の顔ぶれのなかにチラホラ今年初めて組も加わってきっとまた賑やかになる予定。杵を振り下ろすときの音が一日中家に響くのは何十年ぶりのことやろうか大変やけれどワクワクもするな。

2011年12月16日金曜日

道具 臼と杵

白味噌作り
 今月の料理の会はどのグループも白味噌作り。味噌作りというても、複雑なことをするわけでもない。前日から大豆を洗い水に浸けておいたものを翌日柔らこうに煮る。煮た豆をつぶす。分量の塩と米麹と」混ぜあわせる。ただ、それだけの単純な作業。家電を使うて大豆を粉砕するのだけはひと仕事。それより祖母がいた頃を思い出して臼と杵を使うてみたら、なんと早い!一気に大なべ一杯の大豆をつぶすことができてしまうことにあらためて感心する。やっぱり道具やな。と母。

2011年12月12日月曜日

おくもじを漬ける

山田大根
 お正月、祝い雑煮に添える『おくもじ』を漬けた。何日か干してしんなりした大根を葉ごと塩で漬ける。
今年の大根は15cmほどの長さでかなり小ぶり。しっかり重石はしたけれど気温が上がると醗酵の進み具合が狂うてしまう。寒いのはつらいけれどお漬物ののためにはキュッと冷え込んでくれるとありがたい。上手いこと漬かりますように。。

2011年12月9日金曜日

輪飾りを作る

ものづくり小学校
 
 明日の午後は京都市ごみ減量推進会議主催親子体験会。注連縄作りとお餅つきをしてお正月支度を体験してもらう計画。定員10組で募集をかけられた結果、64組の応募があったと関係者の方々も驚いておられる。 ごみ減量推進を掲げるところがなんで京町家で正月支度の体験?そこのあたりに疑問を感じていただけたとしたらそれだけでもこの企画遂行には意味があるとたぶん仕掛け人は思うておられる。
 明日は、俄か注連縄作りの伝達者。お手本になる用の輪飾りを10本作った。さて明日、皆さんにうまいこと縄をなうコツを伝授できますように。。

2011年12月5日月曜日

感謝

笙と笛を聴く『地球の祈り2011』
 静寂の奥座敷から宇宙へ、田島さんの笙と雲龍さんの笛の音に連れ出していただいたような不思議な感覚。2011年の終わり、こころの浄化、積もった澱を払い清めてもろたようなひととき。
 年に三度、正五九のご祈祷の日にだけ出してる厨子のなかの鬼子母神にも遥かなる故郷へワープしてもらえたかも。。
ご来訪いただいた皆さま、ありがとうございました。

2011年12月2日金曜日

色づいた

奥庭の紅葉
ここ3日ほどで庭先の紅葉が色づいた。毎年、ある瞬間からにわかに色づきはじめて、そして間をあけずにハラハラと散ってしまうその様はほんまにあっけない。
 写真を撮ろうと縁側をウロウロしてたら、「サムイトコデナニシテルネン」とムーン。「サムイ、マダカ?サムイ、マダ、ココニ、イルノカ」と、訴えるようにじっとこっちを観察してる顔がおかしかった。
 はい、終わったよ!と声をかけて居間のほうへ行こうとしたら、いちもくさんに飛び石を渡っていっしょに入ってきた。君はほんまに猫ですか?

2011年12月1日木曜日

ガラスの笛

松島巌氏のコアガラス
  コアアガラスは古代メソポタミアで紀元前1600年頃にはじまったガラス器の成形法のひとつなのだとか。耐火粘土等で形作った型の外側に軟質色ガラス棒を溶かせたものを巻きつけてから、型粘土を取り出して中空の容器を作るもので吹きガラスとは違うて数百倍の時間のかかる作業工程が必要らしい。けれど色、形などを自在に操ることで風合いのある模様、形を表現することができるそう。トンボ玉と同素材なのかな。。
見た目の美しさだけではなくてその音色も独特なのです。と雲龍さんは紹介されてる。