2012年6月19日火曜日

建具替え

6月の親子会
前日の大雨が嘘のような好天になった日曜日、親子のみなさんと一緒に建具替えをした。建具を持ち運ぶための注意点を忠実に守りながらモノを扱ってくれる子どもたち。危なげなく、思いのほかすんなりと冬から夏の室礼へ取り替えることができて、「何もせんと、なんと楽な建具替えやな。」と母。ほんまに、ほんまに、皆さんのお蔭で家の中はスッキリ夏景色に。



2012年6月15日金曜日

心洗われるよう 美しい織布

本郷孝文 -染織展- に出かけた。
天蚕の繭は木の葉の緑色をそのままに、陽射しの当たり方によって色がわりするのでひとつとして同じ色の繭はない。そのお蚕さんは均一に糸をはく白い繭玉を作るお蚕さんとは様子が違うそう。まったく自由気ままに森の緑を食べて、唄でも歌うみたいに肢体をくねらせながら糸をはいていくのやとか。ゆえに、織糸に紡ぐのも大変、糸にできるのも限られている。お話を伺うだけでも、目の前にあるなんとも美しい織り布がいかに稀少なものかが想像できる。ため息が出るほど美しい。。。この布を着てみたいと思うことさえはばかられるよう気がした。
堺町画廊で17日まで。

2012年6月10日日曜日

勧進平家のご案内

平家琵琶相伝者 鈴木まどかさん 主催

ご縁あって秦家を会場に以下の催しを開催の予定です。

勧進平家とは寺社の寄進を集めるために平家琵琶の相伝者に許されていたチャリティー興行。
このたび平家琵琶相伝者 鈴木まどかさんが、東日本大震災復興支援義援金を募られます。
詳細については以下をご覧ください。

日時:7月1日(日)15時~16時半(若干延長あり)受付14時半~。
会場:京都秦家(下京区油小路仏光寺下ル太子山町)
会費:2500円程度(参加人数で変動します/当日承ります)

句組:「橋合戦」「海道下」
解説と語り:前田流平家詞曲相伝 鈴木まどか
その他:お茶つき冷房無し。先着20名様程度。要予約。

句組について:

「橋合戦」謀反を起こした以仁王と源頼政が待機する宇治橋に、平家軍が押し寄せます。 祇園祭の浄妙山でも有名な僧兵・浄妙坊の活躍と、宇治川を馬筏で渡す足利忠綱の活躍を語ります。 「海道下」一の谷で生捕となった平重衡は、鎌倉の源頼朝の詮議を受けるため東海道を下ります。 蝉丸が登場する逢坂の関の場面と、池田宿で和歌の名手・熊野(ゆや)と出会う場面を語ります。
平家琵琶に関する概説、句組のあらすじと聴きどころを解説した後、平曲を語ります。
平曲は、そもそも数人~20人程度で、空間を共有しながら、耳で読む文学として継承されて来ました。
先人たちが味わったであろう方法を疑似体験しながら、ひとときを過ごしませんか

お問合せ、お申し込みは秦家でもお受けさせていただいています。

2012年6月1日金曜日

シチダンカ・ツユクサ・ヤマアジサイ

水無月の裏庭
 草木は時期になると決まって花を咲かせて見せてくれる。春になったら枝葉を伸ばして、五月の気温と陽射しをうけて蕾をつけて、咲いて。自然に従うて黙って来る年も、来る年も、偉いものやな。 あれあれと言うてる間にもう6月になった。もう6月、水無月や。ということは、ひと月先は切符入り。お祭りがはじまるのか、、、なんともせわしないことやな。とかく人間はそんなことをぼやきながら過ごしてる。