2009年9月21日月曜日

籐筵

夏の埃を拭う

 朝から籐筵だけ片付けることにした。6月の建具替えから3ヶ月。つい、こないだ夏支度をしたとこのようにも思うし、祇園囃子の頃が随分遠い日のようにも思うな。そんなこと考えながら、黙々と籐筵の表、裏を雑巾がけしていく。特に出入り口やった部分の裏側は汚れがひどうて、なんべん拭いても雑巾は真っ黒けになる。あんまり汚れるもんやから、つい意地になって拭いて手が笑ろうてしもた。
 久しぶりに顔を出した畳表も拭いた。シューッ!シューッ!と雑巾の擦れる音で調子を取りながら力こめて拭いていくと息も弾んでくる。このときに!おへそのあたりを意識したら!腹筋が鍛えられるのえ!そしたら!労働が!運動に!変わるのや!ほんまやな。しゃべりながら、いつにのう気合の入った拭き掃除。
 掃除は、しんどかった分、気持ちがすっきりとするもんや。
もう、風鈴でもないな。そう言うて、中庭の軒先の風鈴を母が片付けて朝のひと騒動を終えた。
 
八畳座敷の籐筵は巻き上げたら約3.6メートルほどの長さの丸太のよう。

2009年9月20日日曜日

ご祈祷のお供物

紫苑の花と柘榴

 9月19日はご祈祷の日。(1月19日、5月19日、そして9月19日と、年に三回行っている年中歳時)この月にお供えするのは、まっ赤に色づいた柘榴の実と薄紫色した紫苑のお花。ご祈祷が終わると何日間か、家のあちこちに飾って楽しむのも恒例になってる。今年はどこに置いてみよかな。 表通りに面した出格子の内側、摺りガラスの前に置いてみた。1個、2個、3個、4個、柘榴の実をコロコロと並べてみる。フン、フン、なかなかおもしろいやん! と、独り言。
 表へ出るには日よけが欲しいような強い陽射しがあるけれど、家の中やと秋の風は涼しすぎて、もう縁先のガラス戸を開ける気にはなれへん。籐筵の冷たさも冷や冷やと感じるこの頃、ここ数日のうちに「建具替え」かな。。

2009年9月9日水曜日

宮城からの来訪者

料理体験
 こんにちは。 軽装で玄関庭に立たてはった2人は9月1日からずっと旅をして来たという若い女性。ひと月前に、料理を作る体験をしたいからと予約して頂いてたのやった。
 えー、それは長旅ですね。どこへ行って来ゃはったの? はい、神戸から四国へ。讃岐うどんを食べに行ってきました。もう、食べることが大好きなんです!!!そういうわけで、旅先になんとエプロン持参で我が家へ来てくれはったのや。

 献立は事前に伺うてたご希望どおりに、玉子豆腐・おこわ・そして京都らしい野菜の炊き合わせ(ひろうす、茄子、万願寺唐辛子、オクラ)を作る。旅先でのお遊び程度とおもいきや、お出汁のとり方から熱心な質問、そしてこまめにメモも取ったはるのを見て、これはほんまにお料理が好きなのやな。。と思うた。

 あー、もっと近くだったらなあ。ほんまに、今度は寒ーい冬にでも来てくださいね。お待ちしてます。はい、また来ます!!言うて帰って行かはった。今日はこのあと、お箸のいちはら はん 、それから金網屋はんで買い物をしたら、清水さんで夕陽を見る予定なのやとか。ふーん、なかなかしっかりした計画。

 料理の会をこんなふうに活用してもらえるとは、思うてもみいひんかったけど。楽しんでもらえたみたいでほんまに良かったな。と思えた一日やった。
 

2009年9月8日火曜日

到来物

カボチャいろいろ
 昨日、ずっしりと重い段ボール箱が届く。さっそく封を開けた母の弾んだ声がした。まぁ!ちょっとこれ見とうみ。あらあら、ほんまや!!ゴロゴロといろんな顔をしたカボチャが届いたのや。
我が家の走り庭には、ときどき土の香りいっぱいの作物が並ぶ。なんともありがたいこと。(感謝。。)
 写真、右手前から、栗カボチャ、会津菊カボチャ、イーティー、ペポカボチャ とのこと。ラグビーボールみたいな形をした最後方にころがってるペポカボチャは初めて見るカボチャ。調べてみるとその色や形もさまざまあるようやった。どんな食感なのやろか、興味津々。

2009年9月1日火曜日

秋風

ススキの穂

 あっという間に、もう9月。晩、休む部屋も数日前から二階へ移って蚊帳を吊るのも止めてみた。

 朝から運動に大文字山へ行ってきた。ビルに囲まれた車道、鴨川のほとりを走り抜けて銀閣寺の後ろにある登り口までは自転車でおよそ15分、もう山の中を歩いてる。20分ほどかけて登って、しばし休憩。澄んだ空気、山頂ではすっきり晴れた空の下に京都市内を一望できた。麦わらトンボが目の前を横切ったもんやから、追っかけて見てたら、斜面でススキの穂が風に揺れてた。下りは軟弱な足で15分ほどやろか。帰り道、白川通にあるスーパーで食品を買うて帰っても、午前中の用事をまだもうひとつふたつこなせる余裕がある。京都の、こんな動きのできるとこ、かなり気に入ってる。
負荷をかけて思い切り汗をかくことは、怠けた体にはええみたい。いつまで続くかわからへんけど、この運動しばらく続けてみよかな。

2009年8月30日日曜日

里親見つかる

仔猫の新居は太子山町?!
 仔猫の引き取り先が見つかったと電話が入る。この五日間、ご飯や、トイレや、と振り回されたけどキラキラした命はやっぱり可愛いてやっぱり情がわいてしまうもの。見つかって良かった、と安堵する一方でなんとのう気分は沈む。どんなとこへ貰われていくのやろか、可愛がってくれるとこやろか、などと余計なことまで考えて。
 ところが、ところが、貰い手先は太子山町のマンションの住人やて、今朝になってわかったのや!「えーっ!!そうなんや!!!」約束の時間、仔猫を胸元に抱っこしたまま歩いて手渡しに行った。なんていう偶然、おんなじお町内に仔猫は住む、そう思うただけで気持ちが落ち着いた。

 お陰さまで、ほんの5日間の保護で無事に飼い主が見つかりました。
 お騒がせしました。。

2009年8月26日水曜日

仔猫

里親募集

 ひょんなことから小さな命を預かった。moonは、もう気になってしょうがない。いったいコレは何や?ちょっと離れたとこからじっと観察中。

 秦家のブログからのお願いです。
 里親を募集しています.


 仔猫を家族として迎えていただけそうなお話があれば秦家までご連絡お待ちしています。
  
 生後2ヶ月、雄
 毛色・・まっ白、目はきれいな水色、頭頂部にぼんやりグレーの模様
(動物医院にて受診済み。血液検査の結果健康体でした。)

 

2009年8月23日日曜日

宝物

地蔵盆
 朝から買い物。そうや、今日は地蔵盆、用事のついでにカメラも持って出てみよう。そうしたら案の定、あっちの道、こっちの道、細い路地の奥、どの道を行っても、お地蔵さんの前に人が集まったはった。
風景は変わっても、変わらへんものもちゃんとある。素敵なことや。

ずっとこのお町内を見守ってきたお地蔵さん、越してきた新たな住人を見守っています。。

このお町内は、「通行止め」の札も手作り。

ここでは、個人宅の駐車スペースが寄り合い場所になってます。

商店街のなかにあるお地蔵さんの前も人だかり。

線香の香り、鉦の音。竿の先にぶら下がった赤い提灯。ここでは、子供達が紙芝居を聞いてました。

拍子木を叩く男の子。「なぁ、お兄ちゃん、今度は僕もやらせてーな。」「・・・・」ここのお町内では、お楽しみ会を知らせる合図に鳴らしているのでした。

道路を横切る大きな行灯。これは、とても懐かしい! 地蔵盆前になると家々にも小さな行灯も配られました。正面にはその家の子供がクレパスや絵の具で絵を描き、側面には無病息災、家内安全を大人たちが願いをこめて墨で書いたものでした。出来たものは門口にかけておきます。あっちの町内、こっちの町内、と見て歩くのが楽しみだったこと、思い出しました。 

2009年8月22日土曜日

虫の音

コオロギ 鳴く!
 アレッ?コオロギが鳴いてるわ!!と母の声がはずんだ。今晩、裏庭でコオロギが鳴いた。初鳴きやな!!と返事を返す。
 小さい出来事やけど、されど、されど、それは暮らしの大事な節目。

 

2009年8月19日水曜日

火床 ひどこ

大文字さん

 8月16日送り火の日から3日後の大文字さんへ登ってきた。息絶え絶え山頂に着くと夏休みの親子ずれが2組と、運動に毎日登ってきたはる人たちと居合わせる。「今日は、以外に人が少ないですねぇ。消し炭取りに来る人が昨日まではいっぱいでしたけどね。」隣で休んだはったご婦人から話しかけられる。「へー、この炭を持って帰ってどうするんですか?」そばから若いお母さんが質問。(下でやったらなんということものうすれ違うてる者同士やのに、山の上では急に距離が縮まるさかいにおもしろい)「厄除けになる言うて家へ持って帰るんですよ。半紙に包んで、玄関口に吊るすか、置いとくとええそうです。」「いやー、半紙やて、なんか風情ありますねぇ、ちょっと持って帰ろうかな。」厄除け の意味を軽やかに受け止めて、火床で子供達としばし炭拾いをするお母さんたちを見てたら、ついこっちまでその気になって小さい炭の欠片を包んで持って帰ることにした。
 下りの道々、両側の林の中からはツクツクボウシの大合唱。30℃を超える気温でも風は爽やかで、短かい夏が終わっていくのを感じた。お盆がすんだら、とたんに季節は変わり目にさしかかる。なんとも せわしないこと。

 まだ黒こげの色をした火床(ひどこ)を見たのは初めて。十字に置かれた石、大谷石は火に強いことで知られてる栃木県宇都宮の特産物。京都の街なかにもこの石を建物の外壁やら塀に使うたはる家をときどき見かける。目当ての消し炭はきれいになくなってしもてて、小さいのをほん少しだけ拾うて帰った。地元の人はこの消し炭のことを「からげし」て呼んだはるとか。そうか「からげし」、、、おくどさんでご飯炊いた後に竈に残った炭のことも「からげし」て呼んでたな。。
 ちなみに、この火床は精霊を送るための神聖なとこ、あー、疲れた!と腰掛になどしたらバチが当たってお尻がいがんでしまうので気ぃつけましょ。
 

 半紙で包んだからげしは水引きで結んだ。






 

2009年8月16日日曜日

お盆-5

送り火の朝に
 薄曇りのお天気の朝を迎えた。朝一番、最後のお茶とうをお供えしたら、七色、1本しきみ、水鉢、などなどお供物を置いていた台ごと奥座敷の縁先へ。紫色のお線香の煙が静かにくゆりながら庭から天へ向こうて上っていった。
 お線香の煙がたつとこのお供物を昔は川へ流したと聞くけれど、どこに流せるような川があったのやろうか・・。今どきは、近所の公園へ持っていくことになってる。行くと、「お供物用」と印刷されたきれいな縦横50cmほどの大きさのダンボール箱が整然と並んでて、ここにご近所のお供物が集結するとけっこうな量。お盆の行事を大事にしたはるお家は、まだまだたくさんあるのやな。と思うと何かしらホッとする。
 さて、それぞれの家をあとにしたお精霊さんは今晩、送り火に見送られあの世へと帰って行かはる。家の母屋の大屋根の上にあった火の見(火の見櫓)から送り火が見えたのは40年も前のこと。お隣さんも、お向かいさんも、皆、屋根の上に上がったはって、「こんばんわ、もう、点りますかいなぁ。」て声をかけあいながら見送ってお盆を終えたものやったけど、ビルの林にかき消されてからあの火を見んようになってずいぶんと歳月が経った。
 送り火は花火の見物とはちょっと違う。夜の空を焦がして燃え上がる炎に合掌する気持ち、大事にしたいもんやな。。。
 

2009年8月15日土曜日

お盆-4

お精霊さんの献立

 わが家のお盆、何種かの決まった献立を作るのはけっこうややこしい。あれっ、何かしら一品多いかな?という場面もままあって、そんなとき、50年ほど前、母が嫁いで来た頃に記した閻魔帳は今も重宝する。あっちのおばあちゃんのとこはな、門徒物知らず 言うて、ここの家みたいにぎょうさんせんならんことはないのや。と、浄土真宗の家に生まれ育った母は言う。
祖父母、番頭さんやお手伝いさん、年中の歳時のことを母よりも知ってる人たちが大勢同居していた家で、右も左もわからへん母にとって、うーん、さぞかしお嫁に来た当初は大変やったやろうな。帳面を見るたびにそう思う。
 
お盆 お精霊さんのお世話は12日の夕刻から。。

朝、夕・・お茶とう
けんずい(3時のおやつのこと)
夕餉

8月13日
ずいき酢和え・高野、かんぴょう煮物・ナスビ味噌汁
けんずい おはぎ、奈良漬

8月14日
アラメ 揚煮物・ナスビおひたし・とーふ汁
けんずい そーめん

8月15日
小豆飯・おちこ、ぜんまい煮物・さつま芋甘煮
けんずい はすのおこわ、すいか
 
 
 

2009年8月14日金曜日

お盆-3

七色(なないろ)

 蓮の葉の上に色豊かな夏野菜などを盛った「七色(なないろ)」は、お盆の供物として欠かせへんもの。今どきは、お店によって取り合わせ方もずいぶん変わってきてて、大きいさつま芋やお茄子がゴロンと入ったパックものが目立つようになってきた。
 記憶の向こうにある七種の野菜たちは、皆小ぶりで、けど均整のとれた形をしてて、わー、これでままごと遊びしたいなぁ。。と思うたもんや。
 そう、やっぱり、お茄子は小茄子やないとけったいやし、棚落ちのすいかと青柿は必ず入っててほしいな。お盛もんの姿は美しないと、お精霊さんに申し訳ないような気がする。

2009年8月13日木曜日

お盆-3

水鉢

 大きめのお鉢に水を張る。そこへ小さい蓮の葉を一枚浮かべその上に高野槙をのせてお供えする。高野槙の葉はお精霊さんが宿らはるのやとか、、、六道さんへお参りの帰り道で買うて帰るのは祖母のいた頃からの習慣や。
 朝、お茶とう(熱い番茶を供えることを「お茶とう」と言います)を用意して、お光をあげ、おぶったん(仏壇)にお参りすることから一日がはじまる。ショイショイ、セミの声はしてるけど、どことのう静かな朝。お線香の香りが座敷から中の間、そして庭先へ流れていく。今晩からはお精進、物言わへん来訪者に美味しいご馳走を作らんと。。

2009年8月12日水曜日

お盆-2

セミ獲り

 moonの庭遊び絶好調。今朝も紅葉の枝先に飛んできたクマゼミを狙うてる姿は真剣そのもの。カメラを持ってウロウロしても知らん顔で集中してる格好はなんとも愛嬌があって可愛いらしい。もう、お盆やて言うのに!と、言いながら、飼い主の口角も思わず上がってしまう・・。

2009年8月9日日曜日

お盆

お墓参り
 
 昨日の京都は蒸し暑かった!36℃はこの夏最高の気温やったとか。フーッ、蒸し暑ッ!!て、思うたのもつかの間、今朝は雨が降ったせいもあって涼しい風も吹く朝になった。お陰で毎年、油照りの中を出かけんならんお墓参りも難なくすませることができた。
 帰宅後はおぶったん(仏壇)のおみがきもんと掃除をすませて、今日の一日が終わる。明日は、お寺さんへご挨拶に出向いて、それからお盛もん(お供えもの)やらの準備。今週はおしょらいさん(お精霊さん)のお迎えでせわしのう過ぎていきそうやな。
 

2009年8月4日火曜日

暑中お見舞い申し上げます

ようやっと夏本番

青い空に夏雲が浮かんでる。やっと、夏が来た! て、裏庭で咲いてる槿の花が空を見上げてそんなふうに言うてるように思えてしまう。ご機嫌で咲いてるとこをかんにん(ごめんなさい)。今朝もちょっと切らせてもろて、玄関先の花入れに入れた。
 カラッとした風が吹き抜けて、湿気てた家が一気に乾いてるのがわかる。このひと月ほどの、まるで水に浸かったような毎日から開放されるかと思うたら、暑いのに何かしら気分はスッキリや。     

2009年8月2日日曜日

梅干

無事完成

 8月に入ってもほぼ毎日雨が降る。雨の音とクマゼミの鳴き声が同時に聞こえてくる、涼しい風が家の中を吹き抜けてこの夏はまだ扇風機もほとんど使わずにすんで、この夏はほんまにおかしいことだらけ。
 土用の日も見送って空模様とにらめっこして待ったけど、もう、あかん!もう、待てへん!えいやっ!で梅干を干した。そして5日目の今日、何とか例年通りの色に仕上がってホッと胸をなでおろした。

2009年7月19日日曜日

お祭り 終わる

お疲れさん。。。

 MOONにとって受難のお祭が終わった。巡行を終えはった山が解体されていくのと同時にわが家もあれこれ広げた家の中を片づけていく。幔幕をたたみ、段通を巻き、外していた建具を入れて、拭き掃除。開け放してたあいだじゅう気持ちのええ風が吹き抜けてたけど、やっぱり埃もけっこう入ってきてたのやな。。。雑巾がよう汚れること。すっきり拭いて、お蔵を閉めて、夕方頃にはきれいに元どおり。普段の家に戻る。
 あー、ほっこりした。冷たい麦茶を飲みながら、片づけのあとを付いて歩いてた愛猫の姿を探して店の間へ行って思わず笑うてしもた。出入り口横のお座布(おざぶ=座布団のこと)の上は、ここ最近お気に入りの昼寝場所。すっかり安心しきって5日ぶりのお昼寝や。なんちゅう寝方やろか。これは撮ってやらんと!けだるい体のことも忘れて急いで二階へカメラを取りに走った。

2009年7月13日月曜日

お祭りの準備

本日のスケジュール
 8:00~ 
朝ごはんのあと、店の間、玄関、座敷、廊下、拭き掃除。トイレ掃除。
 10:30~11:30
買い物(錦市場 鯖寿司用の鯖、入手確認後、明日の来訪者のための食材、生花(ひおうぎ、ひめがま、ききょう、荒神松)
 13:00~
昼食後、蔵を開ける。(段通、屏風、掛け軸、など祭り用の道具を出す)、はり絵展に使っていただく店の間から、家具などを片付ける。座敷、中の間、玄関まわり、祭りのしつらいに整えていく。
 14:00~16:30
はり絵作品、到着。相談しつつ作品展示手伝う。

 一日、よう動いた。つぎつぎに用事が沸いてくる。あれや、これや、考えながら、だんだんと形が整うていく。あーしんど。けど、そうしてお祭りの形に家がなっていくのは結構楽しい。愛猫のムーンは大変。可愛そうにこの騒ぎに付き会うことを強いられて、普段と様変わりしていく家の中に落ち着ける場所を求めて一日中ウロウロ。

  

2009年7月12日日曜日

今年のお祭り

京町家で<はり絵>京の町家展

 三年に1回、会所飾りを休ませてもろた年は表屋の商家のお祭りの風情を再現してる。幔幕の下がった表の格子越しに、ミセの間、中庭、奥の座敷、奥庭・・ずっと奥まで抜けて見通せてしまうことは、常は考えられへんお祭りならではの景色。
 昨年の祇園祭にふらりとお知り合いと立ち寄られた氏に、「来年のお祭り、よかったらあのはり絵の作品、この店の間においてください。」て、お話しさせてもろたのがほんまになって14日.15日.16日の三日間、作品を置いていただくことになった。明日は朝からその作品を迎える準備に忙しいことになりそう。

2009年7月8日水曜日

鱧寿司 到来

梅雨の水で育つ鱧

 立派な鱧寿司を頂いて、今晩、わが家の食卓は思いもよらんご馳走になった。
 まず、身の厚みをじっくりと眺め、次に香ばしい鱧の香りを確かめて、口の中へと運ぶ。ふーん・・、お祭りの時期に、こんな立派な鱧寿司を食べるのは初めてのこと。美味しいもんやな。お祭り本番を目の前にして、ちょっとお客さんの気分を味わえたような気分になった。
 瀬戸内海に落ちる梅雨の雨水で大きいなった鱧は最高級品やと京の食通は褒め称えはったそうな。今夜の鱧はまさしくその一品。

2009年7月7日火曜日

一輪 開花!

祇園守

 白い大輪の槿(むくげ)、祇園守が今年も裏庭で咲いた。祇園祭の時期に咲くところから名前が付いたそう。このこと、判ったうえで植えたんやない、種を落としてくれたのは庭先へ遊びに来てくれた野鳥で、初めて咲いた年は、花の大きさに「あら、まー大きい槿やこと!」とびっくりして、あんまり美しいさかいにと宵宮の室内に一輪挿しにしておいたら、「やー、祇園守ですね。」とその夜来訪された方から教わったという暢気なことやった。「物を知らん」とは、そういうこと、意味を知ると見方が変わる。恥ずかしさより、知って得したことが嬉しかったな。
 二階囃子もはじまって、鉾の辻には毎晩、笛や鉦の音色が静かに涼やかに響いてることやろ。西南の端のお町内、太子山はまだそんな気配はみじんもない。お祭りの蚊帳の外に居るようなのは昔も今もおんなじや。

2009年7月1日水曜日

お祭り はじまる

吉符入

 今年も庭先の梔子が咲き出した。順々に白い花を咲かせると同時にお祭りの足音が近づいて来る。いよいよ二階囃子(鉾町の会所で行われる祇園囃子の稽古)もはじまるのやな。鉾町のもん(者)のおつむ(頭のこと)の中はそんなふうにイメージを紡ぎながら心待ちのハレの日の準備へと意識は向いていく。
 今日は吉符入、お町内では代表の役員さんたちで会所のお蔵を開けて本尊のたいっさんに無事に一連の行事ができますようにと挨拶をする大事な日。母も朝から出かけて行った。そして終わるとお下がりのお菓子が家々に配られる。年をとおして、決まった日に決まった物を口にすることは結構あるけど、7月1日、祇園さん(八坂神社)の紋の焼印のはいった調布をけんずい(おやつ)にいただくのも毎年のこと。

2009年6月28日日曜日

夏支度

建具替え

 6月18日(木曜日)、建具替えをした。いつもやったら雨の季節、お天気のご機嫌をうかがいながら決行するのに空梅雨の今年はそんな心配をすることものう安定した晴れの日が続いて何らしら拍子抜けしてしもた。障子がのうなって家の中を風が吹き抜ける。棕櫚竹の緑がサワサワ、風鈴がチリリン。そうそう、一昨日の晩から蚊帳の中で就寝と、もうすっかり夏の暮らし。まだ6月やいうのに・・ 

2009年6月16日火曜日

梅雨入りの後

剪定作業
 通り庭の土間から今にも水が噴出してきそうな湿気でジトジトするはずの梅雨時やのに今日もカラリとした天気。不快感に悩まされることのないのは結構なことやけど、何やしらちょっと拍子抜け。冬も、春も、どの季節も皆、確かにおかしなことになってきてる。
 こんな時代、暮らしの暦がきっちりと巡ってきてくれるとちょっとホッとする。馴染みの植木屋はんが来てくれはって庭がさっぱりした。そういうたら、おんなじアングルの写真を何年か前にも撮って雑記帳(2004.6.16記)にUPしたことがあったな・・。

2009年5月7日木曜日

お町内のリクレーション


美山の花山椒

 母の持ち帰った新鮮な花山椒。1パック300円也。なんと安い!!と3パックも買うてきた。錦(錦市場)やと、ほんの少し木箱に入ってて結構ええ値札が付いてて、それでもこの時期になるとその香りがないと寂しいなって、いつもエイヤッ!と気合をいれて買うてる高嶺の花?や。
 5月3日(日曜日)、お町内のリクレーションに母が参加。連休でかなりな賑わいやったそう。いくつかの町が合併して京都府南丹市美山町と呼ばれるようになったけど、北桑田郡美山町 そう呼んだほうが京都の北の山向こうの奥深い里ていう感じがして、耳にもしっくりと馴染んで聞こえる気がする。朝の8時から1日かけての外出は、ほっこりした・・。帽子かぶった母の姿も街なかでは絶対にないこと。山藤がきれいに咲いてたわ。ケロケロ蛙も鳴いてて、やっぱり空気が美味しかった。 とリフレッリュもできたみたい。

2009年4月16日木曜日

琵琶湖の春

小鮎

 桜の花の見ごろも終盤にさしかかると季節はいっぺんに走り出す。小さかった紅葉の新芽も今はすっかり一人前の顔をしてサワサワと風に揺れて、庭先は早くも緑の季節にさしかかってきたようや。
 透明に輝やく小魚は琵琶湖産の「小鮎」。3月、湖畔の芦原で産卵のためにせってくる「もろこ」が早春を連れてきてくれるのに対して、「子鮎」は桜が花びらを散らす4月~新緑の5月をオダイドコ(台所)へ運んでくれる。

2009年4月3日金曜日

桜 咲くころ

おひなさん
 今日はおひなさん。おひなさんの横に供える三色団子と桜餅を買いにお饅屋はんへ走る。いくつになってもこのお菓子を買いに行くときはなんとなしに心が浮き立つようや。一瞬やけど、床の間のおひなさんの前にも小さい春の光が射した。「おばあちゃんのおひなさん、今年はここへ格上げや。。」て言いながら丁寧に毛氈の上に並べてる母の後姿がまるで少女みたいに思えてしもた。祖母のおひなさんはお内裏さんとお雛さんの中に、五人囃子やお道具が全部入って片付くようになってる遊び心あふれた張子のおひなさん。岩絵の具?で色づけされた素朴なおひなさんやけど、なかなかどうして床の間の上で堂々と存在感を醸しだしたはる。こんな小さな人形やのに、昔の手仕事はなんて細やかなのやろか。そう思うてしまう

2009年3月26日木曜日

春到来-3

ピクニック?

続、御所へ寄り道・・。
可愛い盛りの孫の世話に懸命のお爺さん、もうそれ以上小そう屈み込めへんいうほど小そうなって話しかけたはる。なんともほほえましい3人に春の陽射しが降り注ぐ。。

2009年3月25日水曜日

春到来-2

御苑の春 木蓮・山桜
 昨日の午後は所要の帰り道に御所へ寄り道。風はちょっとヒンヤリしてたけどええ天気で歩くのも気持ち良かった。烏丸今出川周辺は、新たに春を迎える学生さんやろか親子連れも結構歩いたはる。ふーん、春やな・・。そう思いながら烏丸通りを下へ下へ(下=南方向のこと)と下がったひとつ目の門から御苑のなかへ足を向ける。御苑のなかは我が庭のようなもんや。て、京都に住んでるとそんなふうに思い込んでる人は結構、いいえ、かなり居ゃはるに違いない。もう桃園の桃の花もきっと満開、気に入りの木蓮の様子も見て帰ろうか。みんなが、それぞれに、そんなことを思いながらなんとのうふらっと足が向いてしまうとこ(所)。
 そして、期待どおり春が満喫できた。木蓮、桃、山桜、枝垂れ桜、レンギョウ、雪柳、たんぽぽ、イヌフグリに至るまで花盛りやった。

2009年3月24日火曜日

春到来-1

花粉症
 奥庭をコの字型に囲んだ我が家の縁側は座敷の前のほかには建具が無い。直接外気に面してる廊下の拭き掃除は一日おきに必ず走ってる。ウィルス対策用などという物々しいマスクをして、結構走り応えのある長い廊下を拭いてる姿は漫画になりそうやな。と、ひとりで苦笑いしながら雑巾の淵に付着した鶯色した花粉を眺める毎日は今しばらく続きそう。。
 ともあれ庭先にも春が来た。苔の緑は今が最高に美しいし、芽吹きの紅葉はなんとも瑞々しい、そして築山の赤い藪椿も3つ、4つと日を追って花を咲かせてきた。「ちょっと、ほれ、ちょっと来て見てみ。ヤブツ(なぜか、藪椿のことをこんなふうに呼ぶ)がまた咲いたえ。」と、母の声。これからちょっとずつ、庭先に立つ回数も増えてくる。

2009年2月16日月曜日

天井裏とにらめっこ

イタチ

 ガサッ! タタタ! ダイドコの天井裏を獣が走る音。音の主はイタチ。こんな街なかに?そう思われるかもしれへんけど、イタチは結構敷地の中で見かける小動物。子供の頃、晩御飯の最中に夏建具のこし板のあわさいからつぶらな瞳でこっちを覗き込んでたイタチとご対面したことがあった。なんとも可愛いらしい顔をしてたんを覚えてる。ムーンも毎年、夏の晩何度かイタチとご対面。やめといたらええのに追い詰めて、そのたびに極めつけのガスのシャワーを全身にかけられてる。
 そのイタチが天井近くに作ってやってるムーンのハウスの真上でゴソゴソ音を立ててるのやから大変や。まんじりともせんと、ジッと天井を見つめておちおち昼寝もできんでいる。暖房してる部屋の天井裏はきっと居心地ええのに違いない。何を悪さするでもなし、もうしばらく様子をみとくことにしよ・・。
 
 

2009年2月15日日曜日

チョコレート人参

ポリフェノールたっぷり甘人参

 昨日、近頃通うてる無農薬野菜のお店の人に薦められて買うた人参。「チョコレート人参です!すっごく甘いです!!」「そんな名前の人参があるんですか?」て真顔で聞いたらニコッと笑ろうて「いいえー、私が勝手にそう呼んでるんです。甘人参とも呼ばれてます。」
 水洗いして切ってみると、白いまな板が赤紫色に染まった。なかは華やかなオレンジ色。そのまま生で食べてみたらほんまに甘いっ!!プレーンなドレッシングで和えていただくことにした。チョコレート色、これまで食べたことのない甘み、新しい味覚の発見や。商売上手な彼女の口車に乗ってみて良かった。
パープルスティックこれがこの人参の本名のよう・・。一見、姿は今ひとつ。ほんまに美味しいのん??て、疑いとうなってしまうけど、どうして、どうして、人参が苦手な人でもこれなら大丈夫かもしれん。

2009年2月13日金曜日

三宝さんのお里帰り

阪急宝塚線 清荒神

土間の炊事場、走りもとの神棚に祀られてる竈の神(火の神)三宝荒神。神棚には三宝さんて呼んでる4体の布袋さんが並んだはる。大きいのから小さいのまで、ほんまやったら7体揃うてなあかんこの三宝さん。家に不幸があると揃いかけたのを皆納めて、また一年に1体ずついちから揃えていくものなのやそう。
 少なくとも100年近し経ったような黒光りした三宝さんが神棚に居ゃはるてうことは、いつの頃からかわが家ではこの慣わしの火が消えてしもてたことになる。毎年、毎年、鏡餅のお供えは欠かしたことはないけど、要の部分が抜け落ちたまま今日に至ってることになる。

 さて、三宝さんはどこからもらいうけて来てたのやろうか。棚上げしてた謎々が一昨日ある人から聞いて解けた!場所は兵庫県宝塚市。真言三宝宗大本山 清荒神清澄寺で行われる納め荒神(12月27日、28日12月27日、28日)~節分までの間に限ってのことやと。どんなとこやろ・・よし、行ってみよか。いちばん小さな三宝さんを風呂敷にくるんでリュックに入れて阪急電車で出かけてきた。
 

2009年2月3日火曜日

八坂神社の節分祭

ひょんなとこで 「こんにちわ」
月初め。ちょうど節分やし、柿膳さんへ鰹節買う用事もかねて祇園さん(八坂神社のこと)へ行ってこうか。いうことになって朝から出かけた。運動がてら家からトットコ歩いて市バスの母とは四条東山の石段下で落ち合うことにする。家からはハイペースで歩いて25-30分、運動にはちょうどええ距離。目算どおり私のほうが少し早よう西門前到着。
境内へ行くとお役の氏子さんたちも総出の賑やかな節分祭で、婦人会の女性陣は甘酒をふるもうてはった。「熱い甘酒、飲んでみよか。」「すいません、2人分お願いします。」「は-い、おおきに。どうぞ、入っとうくれやす。」そう、テントの中へうながされる。と、母が「あーこんにちわ。お世話さんです。」とその人と挨拶をかわした。「誰やったん?」「苗字はわからへんけど、上んちょのお町内の人や。」とのこと。山鉾町のもん(者)にとって祇園さん(八坂神社)は身近な存在。ご近所を歩いてるのと変わらへんし、どなたと出会うて不思議なことはないのやな。とあらためて思た。
福引き付きの福豆を一袋買うてクジを引いたら、キッチンバサミが当たる。壬生さんへ古いお札を納めに行くのは毎年のことやけど、節分に祇園さんへ来るやなんてめったにないこと。珍しい動きをしたお陰で祇園さん(八坂神社)がいつにのう新鮮に映って見えた日になった。

2009年2月1日日曜日

Blog 雑記帳

よろしくお願いいたします。

秦家(はた け)のHPに雑記帳ページを開いたのは2000年7月24日。HP製作と格闘して一人前に歳月だけは重ねてきたけど、管理人の技術は亀の歩みのまんま。HTML言語のびっしり書き込まれたソースを見るだけで脳みそは拒絶反応を起こして、目はチカチカ、肩がつまって五十肩になってとなんとも情けないこと。
WEBの世界はスペースシャトル並みのスピードで進化しつづけてあっというまに手軽に自由に好みのテンプレートを選んで個性的なHPやBlogを開設できるようになったのやから凄い!
どこまで走って行かはるのやろか・・
ええの、ええのや。秦家はこれからもえっちらおっちら横道、迷い道、巨大壁にぶつかりながらうしろをついて歩いて行かせてもらうことにしよ。
 Blog提供のサービスは日々のページの更新には便利なもの。HPの大改造をしてる秦家の雑記帳もBlogの力を借りることにした。これまでのページと伝わり方が違うてくるかどうかが、ちょっと気がかり・・。