2013年5月7日火曜日

新緑の丹波篠山

永沢寺の芝桜
 こどもの日の日曜日は、兵庫県三田市永沢寺の山里の芝桜見物に遠出することになった。人家の石垣を飾るようにして植えてあるのを見かけたことはあったけれど、これほど広い丘陵地一面に咲いたのを見たのは初めてのこと。花の間を縫うように歩いてると、花の香りに酔いそうなほどに香ってた。
 見上げたら五月晴れのたっぷりなお日さん。山の木のあいだを吹き渡るヒンヤリした風。自信たっぷりにさえずるウグイスの声も聞けて、のんびりした気持ちになった。
 
地面を埋め尽くして咲くことから 「花のじゅうたん」 と呼ばれる永沢寺の芝桜は
4月中旬~5月中旬までが見ごろ。

 帰りがけ、この山里に住まいしながら仕事、子育てに奮闘中の知人宅へも立ち寄ることに。ご主人作、ウォールナットのお皿を2枚いただいて帰った。
「居七十七 いなとな」
 

2013年4月30日火曜日

ゴールデンウィーク

のんびり日光浴 
 
 若葉の季節を迎えた奥庭に、気持ちのええ場所を見つけたムーン。緑に光る苔のじゅうたんの上が気持ちええのか、時間になるとスタスタと庭に出て、陽射しが移動すると彼も移動。1時間ほどの至福のひとときを楽しんでる。朝の太陽の光で温まるのが身体にええ(良い)こと、ちゃんとわかってる。ジッと目をつむって悟りを啓いたような面持ち。14年の貫禄がでてきたか・・。
 

2013年4月5日金曜日

旧暦の節句にあわせて


子どもたちと雛飾り 
 伝統建築を学ぶ若い人たちが設計から関わって完成した初々しい木造住宅の中で、年長児から小学生を対象にした催しのお手伝いに出かけた。(主催は京都市。KYOMOは、平成の京町家モデル住宅展示場で、そのグランドオープンフェアの催しとして企画されたもの。)
 
 せっかくなら、本物の室礼(しつらい)をこどもたちと創っていくのが良いのでは。。ということになって、毛氈、掛け軸、たかつき、いちまさん(市松人形)、母方の祖母の入れ子になる素朴なおひなさんも出張。いっしょにお手伝いいただいた女性建築士Nさんのお母さんの抱き人形、美しい手まりなどをお飾りする。

 道具は皆、風呂敷などに包んだままにしておいて、ほどくところからこどもたちがやる。毛氈を敷いて、掛け軸をかけて、人形を置いて、花を入れて、たかつきに菓子を盛って、少しずつ床飾りがおひなさんらしい、はんなりとしてくると、初めはにかみがちに、照れながらいた男の子もそのうち場の雰囲気に馴染んできて。変わっていくその表情、まるでスポンジがお水を吸っていくよう。
 室礼が完成したら、お茶席体験。懐紙、菓子鉢、お茶のお運び、お茶を立てる、飲む、などを順々に。立ちかた、座り方、畳の縁や敷居は踏まずに歩くよう足さばきにも気をつけながら。こうなってくるともう、ふざけ気味やった子までが一生懸命な顔つきになっていて、それがなんとも可愛い。

 まだ木の香りに満ちた床(とこ)に、時を経たモノがしっくりと溶け込んだ室礼もええもの。「こんなシンプルで質感のあるお雛様なら、娘に買ってやってもいいですね。お嫁にも持って行かせてやれるし。」という声も聴けて。若いお母さんたちの今の暮らしのヒントになれば嬉しいことやな。

2013年4月3日水曜日

春のオダイドコ

追いかけっこ 
 3月も終わりかけから4月にかけて、走り出す季節を追いかけて過ごすのて、ええものやなと思う。身近で土筆を摘むことは叶わへん町なかに住んでるさかい、なおさら移ろう季節への想いが強まるのやなと思う。
小さい木箱にお行儀よう並んだ土筆をデパートの地下の野菜売りばで見つけてお金を払うてオダイドコに持って帰る。そんなもの、裏の土手に勝手に生えてるのに。と自然豊かな土地に生きてる人たちは思わはるのやろうな。(なんとも、羨ましい。。)
 洛西のタケノコも、琵琶湖の稚鮎も、スクスク成長しつづけてるやろうし、同時に奥庭では常緑の木々の落葉もはじまって庭の掃除も忙しいなって、めまぐるしい変化をみせる季節との追いかけっこがはじまった。
土筆を入れた白和え(3月の料理秦家より)
 
花見弁当(4月31日の料理の会より)
 

2013年3月16日土曜日

宝ヶ池の春

よもぎ摘み
今週はじめ、宝ヶ池によもぎ摘みに出かけてきた。今年は2回続けてお団子作りをすることになったので、いつもの倍のよもぎ摘み。さすがに、ちょっと大変やったかな、、。幸いお天気には恵まれたので、半日しっかり春の日差しを浴びることができて、おかげで残りの半日のあいだ体はポカポカとよう温まった。
地面に顔を近づけて、肥後之守(切り出しナイフのこと)を握り締めて黙々と摘んでる合い間は忍の一字。けれど、ときどき小さい生き物たちが心をほぐしてくれる。無事に越冬したアカタテハが立ち枯れたセイタカアワダチソウのあわさい(間)から姿を現したり、ナナホシテントウがクルクルと指先を歩いたり、カタツムリの赤ん坊が土のお布団からころりんと飛び出してきたり。ああ、生き物の動き出す季節になったのやなぁ。と思うと、きゅうっと詰まってきてた肩の筋肉が和らぐ。
春のお彼岸を前にして、今年もきれいなよもぎが摘めて、よかった、よかった。
 
 

2013年2月16日土曜日

すっぽん鍋

本日、料理の会

 

 2月の美味しいもの。やっぱり、お鍋。それなら、かしわのスッポン鍋にしますか。お酒で煮きることでスッポンのクセを飛ばす調理法を応用したことから名づけたオリジナル鍋。けれど、同じなら、本物のスッポンで作りたいです!ということになった。
 いちから料理するのは初めての面々。まず、捌かれた生々しい素材(さすがに捌くのは、錦市場のプロに処理してもらう)をバットに並べながら、肉をつまみながら、ウワー~、 亀や。。。
 ハイハイ、そしたら湯引きして皮を剥く下処理をしましょ。サッとお湯を通すと、おもしろいようにくるりと表皮の剥けるのを、ワワワ~、剥ける、剥ける。と、静かに興奮。お酒と薄口醤油でひと煮立ち。水を加えたら、丁寧にアクを取って土鍋に移す。
 
 コラーゲン。明日の肌が楽しみと、女性陣の食欲の目的はちょっと別方向に傾いてたけれど、おかげで最後の雑炊まで、一滴のスープも残らずきれいに完食。
調理から食べ終わるまで、こんなエキサイトした料理の会は初めてのこと?

2013年2月1日金曜日

節分のお干菓子

おたふくさんと金棒

 
飾り気のない紙箱のふたを開けたら、プ~ンと香ばしい豆さんの匂いが立った。節分が近づくと、このお干菓子を買いに走る。
「もう、おたふくさん、作ったはりますか?」
「はい、ありまっせ。どうぞ、お越しやしとくれやす。おまちしてまっさかいに。」
 豆さんの香りいっぱいのおたふくさんのそばに、有平糖(ありへいとう)で出来たねじり棒を添えたら、はい、これは鬼さんの金棒や。
これが、そのまま、鬼の顔をしてないとこが、作り手の腕のみせどころ。『見立て』の妙が潜んでる。
 このねじり棒、ようよう見るとねじれ方が不揃いなとこもええなと思う。熱い飴を細う伸ばして、キリキリとねじって作らはったのやろうな、想像するだけで温かい気持ちになってくる。

2013年1月24日木曜日

開花

築山の蝋梅

蝋梅が香りはじめた。
いまひとつ元気がないな。。と、庭へ入るたびに気にしてたけど、花の数は少のうても芳香を放つ力はさすがやな。今年はちょっと一枝、玄関先に入れるのに切ることはあきらめて、掃除に庭先に入るとき、家のもん(家の者)だけでこの香りを専有することにしとこう。。

2013年1月1日火曜日

元旦

恵方棚の歳徳さん

歳徳棚
 
上ダイドコの天上から吊るす『恵方棚』。この棚には歳徳神(としとくじん)ていう年神さんを祀る。家では「歳徳さん(としとくさん)」て呼ぶこの神さんは、その年の開けの方(今年は南南東)を暦で確かめて棚をその方向に回転させてお祀りしてる。棚にぐるりと注連縄を張って、ブラブラと宙吊りの不安定な棚の上に船に乗った歳徳神の小さい厨子を置いて、『十二の餅』ていう供え餅、お神酒をお供え。灯明の油つきに6本ずつ灯芯を並べたものを対に置く。
6箇所の神さんに供えるのは祝い大根・小芋さん、白餅。
これに白味噌を昆布出汁で溶いた汁をかけたもの。
また、新たな年がはじまりました。どうぞよろしゅうに。」なんともすぼっこな(簡単な)黒ずんだ古めかしい宙吊りの木の棚やのに、決められた形に整えてこうやって元旦にお雑煮を供えてお光を灯すと、なんともおごそかに美しい。

2012年12月5日水曜日

美味しい漬かれ!

おくもじ大根漬ける

冬の庭先に咲くししがしら、ほんまにお獅子の頭みたい
紅葉がハラハラ葉を落とす奥庭で、12月に入ったら築山のシシガシラが勢いよう咲きはじめた。
毎年、この様子をみるとなにやら気ぜわしいなってくる。
 

 今日はこのあいだから蔵の縁に干してたお正月用のお漬けもん、「おくもじ」になる山田大根を漬けた。1本ずつ、葉の部分を束ねてまとめ、塩を振りながらギシッと詰め込んでいく。大きな重石をひとつ、ドシッと置いて。さあ、どうぞうまいこと美味しいに漬かりますように!


20本のおだい(大根)を、塩を振りながら漬け込んでいきます。

どっしりと置いた漬物石。漬物石は、裏庭の隅っこにゴロゴロといくつもころがってます。

2012年12月1日土曜日

お正月の準備

山田大根


 
蔵の縁に山田大根を干した。長さは20cmほどで普通の大根よりも短い寸胴形をしてる。その姿から近江地方ではねずみ大根とも呼ばれているそう。
 こうやって2日ほど陰干ししたら、このまま塩だけで漬ける。重石もしっかりのせて、蓋を開けるのは元旦の朝。さあ、お漬けもんが美味しい漬かるのには、空気はキリッと引き締まってほしい。寒がりの身には堪えるけれど、、、

2012年11月23日金曜日

紅葉


今朝の庭先

昭和の模様ガラスの入ったガラス戸がぼんやりオレンジ色に見えてるということは。そう思うて庭先を見に出たら、枝垂れ紅葉がいっぺんにに色づいてた。雨もそこそこ降って、冷え込みようもそこそこあったこの秋、思うたとおり今年は順当に季節を過ごせてるのかな。山茶花も着々、開花の準備。庭先が晩秋から師走へと景色を変えていく。


 
 


2012年11月22日木曜日

お下がり

お火焚饅頭・ゆずのおこし・焼きみかん



朝、お町内でお火焚きが行なわれた。
家々に配られるお下がりは、ゆずの香りのおこし、紅白のお火焚き饅頭、それに護摩木を燃やしたあとの焚き火で焼いたみかん。焼きみかんは風邪を引かきませんように。というおまじない。
 
 
 

2012年11月20日火曜日

護摩木が届く

お火焚き


 
 お火焚は、この時期の京都では各所で行なわれる行事で、町なかのお饅屋さんに、お火焚きまんじゅう と大きい字で書いた紙が張ってあるのをあちこちで見かけるようになるのも季節の風景。小判型をした紅白のじょうよう饅頭で、火の玉の焼印がポンと大胆に押してある。
 
 お町内のたいっさん(本尊の聖徳太子)のお蔵の前にも、このお饅頭と、柚子の香りのする三角形のおこしと、みかん。をお供えする。
 
太子山の『お火焚き』は、太子の命日で、太秦広隆寺の御火焚祭と同日の11月22日。
この行事が近づくと家々に配られるのが『護摩木』には、太子山の紋とその下に聖徳太子尊家内安全祈祷願主と朱印が押してあって、木の裏にそれぞれ家族の名前と歳、そして、家内安全、無病息災と書いておいて持ち寄り燃やして祈願するのや。
 
 摩木が回ってくる頃、庭の山茶花の蕾はぷーっとふくらみを増して、紅葉の色づきは刻々と進んでいく。

2012年11月12日月曜日

秋の庭先から

石蕗(ツワブキ)

 今年の夏の暑さで葉を全部枯らしてしもた奥庭の石蕗(ツワブキ)。もう、あかんかな、、、と諦めかけてたけど、秋に入って涼しいなったからなんとか息を吹き返して葉が出た。葉は出ても、蕾は無理か、、と思うてたら、ヒョロヒョロと頼りなげな蕾が上がってきて咲いた。
 今朝のわが家の玄関先に、やっとのことで咲いた石蕗(ツワブキ)の花が座ってる。


2012年11月2日金曜日

ひょうげた器 特別展示

三条せともの屋出土茶陶
 
秋になると各所で展覧会や催しの情報があれこれあって、良かったですよ!!と言われると、行ってみたい、見てみたいと気の多いことになってる。
 
 
堀川今出川を西に入ったとこにある京都市埋蔵文化財研究所。こじんまりとレトロな館内で行なわれてる特別展示会に行ってきた。
「ひょうげた器」と題した茶陶がずらり、写真の撮影もどうぞ。(へー!よろしいのですか。。)ひずんでたり、自由闊達な絵付けの器が持つ雰囲気を「ひょうげた」ていう言葉のフレーズにも何かしら惹かれる。工事現場からたくさんの器が出土。中京三条通の御幸町通(ごこまち)から柳馬場通(やなぎのばんば)間は、安土桃山~江戸時代初頭茶陶を扱う「せともの屋」が軒を連ねてたことが、古地図や洛中洛外屏風からも裏付けられてるのやとか。へー、そうやったのやな。
お知り合いの言葉通り、満足、満足。
 
何を置いても映りの良さそうな器。。

筆先がこんなに自由に動いて。。
 
鼠志野

2012年10月15日月曜日

秋の味覚

丹波の栗で栗きんとん
 

 大粒の丹波の栗で栗きんとんを作ってみた。甘味にちょっと贅沢に和三盆を使うて。蒸して、くり抜いて、火を入れて、こねて、形に整える。ぬれ布巾の絞りかげんでひとつずつ表情の違う「きんとん」になるのがおもしろい。

2012年10月2日火曜日

AERA ムック本

掲載されました
 
 近頃のわが家はお台所への人の出入りも頻繁になって、一緒に料理を作ったり、餅つきをしたり、カキ氷を楽しんだり。お蔵のなかにも一緒に入って建具替え。決して、公私の別をはっきりと住み分けする習慣が住み手の意識から薄れてきたということではなしに、来訪いただくみなさんを緩やかに受け入れる、受け止めていただく、そんなやりとりの呼吸が上手いこと合うてると、家も喜んでくれてるように思う。家が地域のなかで特化するのでなく、何も変わらへん佇まいのままここに建ってる。それが、ええ。それで、ええ。
そんな想いに理解を示していただけることは嬉しいこと、感謝やな。→AERAムック本 
 
 

2012年9月24日月曜日

土間は気持ちいい~

9月親子会
 昨日の日曜日は午後から9月の親子会を開催。
今月は京都府園部町のNPO法人京都匠塾のお兄さん、お姉さんの指導を受けながら秦家の土間で物づくりの体験。「今日はお茶碗を作りますが、使う人のことを考えて作るようにしようね。」と、物づくりに向う心持ちの教えてもらって挑みました。

入口~店庭~玄関庭~走り庭に20個ほどの轆轤(ろくろ)を並べて準備万端。
 

「マイ箸マイ茶碗づくり」ののぼりが立てられました。
NPO法人京都匠塾では
物づくりの心や楽しさを伝える活動の場を広げておられます。
 この秋には小刀で美しく鉛筆を削る鉛筆削り大会が行なわれるそうです。

 
 店の間で粘土の扱い方、お茶碗を作っていく手順を聞き入る子どもたちの顔つきは皆、ほんとに真剣。ジッと形になっていく様子を集中して見入っていました。「親指と親指をくっつけて、こうやって指先を使って、ゆっくりろくろをまわしながらやさしくのばしていくよ。」『ろくろ』という言葉を初めて聞いた子もいたのかもしれないのですが、さりげなく耳に入っていく生きた言葉にあらたまった説明の必要はないのですね。みんな、フ~ンなるほど。。と、納得の表情。
 
 朝からの雨模様もあって急に気温が下がったので土間に座ると冷たくないか心配しましたが、土と格闘していると身体は暑いくらいです。という声も。知らないうちにみんなどっしり土間に腰を下ろしてお茶碗作りに夢中の時間が過ぎていきました。
 
玄関庭から走り庭を眺めたところ。みんな、マイ茶碗の製作に真剣そのもの。

「これはお父さんの誕生日のプレゼントにするから。」
「私は小さめのお茶碗を作るの。」
土を触っているうちに作品への想いが広がっていくようでした。

小学2年生の作品。りっぱにお茶碗の形に仕上がって。

2012年9月19日水曜日

今年の 正五九 終える

九月の御祈祷

 法華の守護神 三十番神、鬼子母神を床の間に祀る御祈祷は「正五九(しょうごっく)」とも呼ぶとおり、1月、5月、9月、巡ってくるのやけれど、そのたび前の日はいつもその準備に大わらわ。
もう、この雑記帳でもなんべん紹介させてもろうたことになるやろう。
 前日18日、朝から3合のもち米を水に浸けておく。お蔵から燭台、打ち敷き、金襴のお座布団、毛氈、経机、お軸を座敷へ運ぶ。この月に供える決まったお花やお盛り物の調達に自転車で走る。とりわけ九月は柘榴(ざくろ)を頂きに行くのがひと仕事や。
夕方、晩御飯を作りながら、かたわらでは餅つき機に朝に浸けといたもち米をセットしてお餅を搗いといてもらう。(こんなとき、文明の利器はほんまに便利で助かる)。ピーピーピーの合図がしたころには晩御飯は出来てて、チャッチャと2合のお鏡さんとおけそくさん(これは仏さん用の小餅)を作る。晩御飯後、床の間の祭壇をセット。これで、前日の下準は備完了。
 そして今朝、おぶくさん(炊き立ての御飯)をきれいに型にはめて盛り付けたのをお供えして鬼子母神の厨子の扉を広げてお上人の来訪を待つ。

 月参りでは黒い袈裟のお上人も、真っ白いそれに着替えられて、お仏壇のお経のあと床の間の前の祭壇へお経を唱えながら移動されると、優美な法華経からリズミカルな調子のお経に一変。「デデレビ・デデレビ・トウライ・トウライ・トウトウライ・・・」それはまるで遠い異国の言葉のようにも聞こえる。鼓膜に響く拍子木の音が家じゅうに響いて、火打ち石の火花が飛んで「怨敵退散!!妙法蓮華経退散!!!」と唱えられると、そのあたりの空気もスッキリ澄み渡るように思う。