門口の両脇に根引きの松、屋根看板に大玉の注連縄。
この外観のまま15日の小正月まで過ごす。ようよう見てみると結構派手なこと。
京の町家 秦家(はた け)の日常
「みかん餅」初めて聞く食べ物やった。和歌山県の蜜柑の産地ではお母さんの味でもあるそうな。丸ごと搗き込んでしまうのにはびっくりしたけれど、確かに香り高いお餅が出来る。体を温める薬効もある果実をこんなふうにして子供たちに考えた和歌山のほんのりやさしい色をしたおふくろの味。
夜の会はこんなふう。ほんとに手元しか見えず。生の火炎は恐いほどに美しい、そして闇を照らしてくれるありがたみにあらためて思いを馳せて。。
灯明の明かりのもと、好日居の横山晴美さんの所作は美しかった。。1人の参加者から、1煎、2煎、3煎と頂いてるうちに体がホカホカと温まってきましたと伺うた。朝にはダイナミックな好日居風のお薄でスキッリと、お昼には中国茶のお友達と対座しての同時に同じ所作でのパフォーマンス。一席ごと、楽しめる趣向を考えていただいた。
くらがりでお菓子の色は想像しながら味わっていただくしかなかったところへ、こんな写真も頂けたのでご紹介。皮ごと蒸し上げたみかんを加えたお餅は、ほんのりとみかん色に仕上がってくれたのやった。作り方などは次回にご紹介でせていただこうと。。
デパートの屋外テント張り野菜売り場から「朝取りの野菜です~」の声。今日は何があるかな。。。なんとなしに立ち寄ってみたら、あれ?、、あれあれ?!。このお茄子、いけるやん!!
ややこしい色、形したひね茄子も、ヘタを切ってきれいに水洗いすると立派に食材の顔になる。きれいやな。そんなふうに思う一瞬がなんとも楽しい。
ちょっと塩は多めに打って塩押しにする。
一晩もするとずいぶんと水が上がってきて、嵩も半分以下になってしまう。
10月も半ばを過ぎたのに日中は半袖でも過ごせてしまう。庭の片隅ではまだ蚊が羽音を立ててるし。季節はずれの不思議を毎日のように感じるようになってきた。それでも、山から出てくるクマみたいに今すぐに命に関わる危機に直面することのない私やら人間にはまだまだ切羽詰った感がない、、。先週の土曜日、秦家に集まった人たちを交えてわが家の暮らしの奥に潜んでる大切としてる事についてお伝えさせてもろうた。
後半は奥座敷へ移動、桂離宮の修復にも尽力された人生の大先輩から、貴重なお話をしていただいた。
いっぺん、滋賀県側から比叡山へ行ってみたいと思うてた。京都市内からバス、電車を乗り継いで40分ほど。比叡山を挟んで京都と背中合わせの湖西 坂本は、苔むした石垣がすっきりと整うて流石に比叡山延暦寺麓の門前町だけのことはある。駅前からケーブル乗り場まではバスもあったけど、石垣の散策路を歩いてみることにした。老舗の蕎麦処はお昼時で大繁盛、民家の裏庭に見つけた水琴窟、ここで花筏を栽培したはるご主人に栽培の苦労話も聞いたりした。
ケーブル乗り場傍の学校から下校途中の男子生徒たちは出会うたび向こうから「こんにちわ~」と挨拶しながら通り過ぎていくのにはびっくり。そうこうしてるうちにケーブル乗り場に着いた。ここまででも、もう十分、ちょっと旅行に来た気分やな、と母。
山頂からの見晴らし、琵琶湖の眺望の清々しいこと。遠くに近江富士、竹生島、湖面が秋日和の陽射しにキラキラ輝いて見えた。
帰りは、昔から馴染みある山頂からのロープーウェイー、ケーブルカーと乗り継いで京都側、八瀬から帰路についた。