2012年3月4日日曜日

3月の親子会 盛会に終える

お豆腐狂言 柿山伏
 小雨の中の開催になったけれど、そんなすこし湿って緩んだ空気のなかを千五郎さんの﨟長けた(ろうたけた)声が耳に心地よう響いた。大人も子供も、声をあげて笑わせてもろうた。貴重なひとときを持てたことに感謝、感謝。。

2012年3月3日土曜日

春めくと。。

庭のもみじ
 空気も緩んだきのう、雨降りの庭先で春を見つけた。もみじの枝に並んでる真紅色した小さい芽が皆、心なしか首をもたげて雨の落ちてくるほうを向いてるような気がした。雨だれの粒がキラキラ光ってきれいなこと!カメラ、カメラといそいそ取りに走ってパシャリ。この季節、春めいてきたなと感じる、毎年出会うひとコマ。今年は3月2日がその日になった。
 さてさて、明日はいよいよ念願が叶うた四畳半での狂言の日。檜のお能の舞台ではないけれど少しでも清らかな空気感のなかで演じていただきたいと思うていつにのう入念にふき掃除。おかげで家のなかは気持ちようきれいになった。

2012年2月28日火曜日

すこし春めいて

鰈の煮付け
 Uグループは料理の会も36回を数える。今月は、卵をいっぱいはらんだ新鮮な若狭の水鰈を見ると春も近し。。そんな献立を用意した。今が旬の丸大根のふろふきをお鍋ごと食卓に据えて、辛子の利いた菜の花の胡麻和えも作る。。
 月ごとに表情の変わる家の雰囲気も含めて飽きることはないのやそう。何より買い物へ出かけたときに食材への接し方が変わってきたと聞くと嬉しい。和え物を作る手つきも、味付け方のアバウトなとこも、なんとなしに秦家流が擦り込まれてきてる模様。

2012年2月22日水曜日

可愛い!!!

こんにちは、赤ちゃん♪
 2012年2月17日生まれ、生まれたての赤ちゃん。6、7年前から秦家に通われてた女性が結婚、そして出産。病院から初々しい女の赤ちゃんの写真がお母さんになったばかりの彼女から届いた。なんとも嬉しいメール便~~。料理の会のメンバーの赤ちゃんはこれで5人目。2ヶ月後にはまたもう1人女の子が生まれるとのお知らせも聞こえてる。秦家料理の会、ベビーラッシュ?!

2012年2月20日月曜日

金沢
 北陸のご馳走にたっぷりの雪がおまけについてきた週末の小旅行。寒かったけれど、その寒さをじゅうぶん堪能して帰ってきた。

2012年2月13日月曜日

冬の楽しみ。

かきやを焼く
火のある暮らしはええものやな。ほっぺたが火照って、目のなかが乾いてしまうほど火鉢にへばりついてかきやを焼いているときそう思う。この冬、こうやってかきやを焼くのは二度目。素焼きにしたらお醤油のタレに漬けてファンヒーターで一気に乾燥。パリパリの香ばしい自家製かきやが出来上がる。

2012年1月26日木曜日

メタボ?!

おきあがり小法師
 北から届いた画像。おおらかな土地柄がにじみ出てる。。
 

2012年1月23日月曜日

四畳半狂言

3月の親子会
 3月の親子会のパンフレットが仕上がってきた。去年の5月からはじめた秦家親子会、H23年度最後の親子会に大蔵流茂山千五郎家の千五郎氏にお越しいただけることになったのや。
 TVで茂山千作氏のお話しを聞いたのは、16年?いや、20年も前になるやろうか。。
幕末から明治の動乱のなか後ろ盾を失うことになった狂言の御家を現代にまで引き継いでこられたお話に引き込まれたことがあった。檜の舞台から京の町なかへ。伝統を守るため、生きるためにどんな席に呼ばれてもこれを受けてこられた。そこで京町家の四畳半でも狂言をされたと聞いた。裕福な商家の子どもの節句の祝いという席もあったのやとか。。
 そのお話が何かしら心に残って、家の公開を決めたころにナニを思うたのか手紙を書いたことがある。それも、あの千作氏宛てにいつか四畳半の狂言を秦家で再現することができたら。。と まるで夢物語みたいに書いた。
 それがこの春、まさか現実のものになるやなんて、ほんまにありがたいこと。心良う引き受けていただいた千五郎氏には、感謝、感謝や。

2012年1月22日日曜日

大寒の音

寒ぼんさん(坊さん)
 大寒の晩、道々を太鼓を叩いて寒行に歩くお坊さんを寒ぼんさんて呼ぶ。悪さする子は寒ぼんさんに連れて行ってもらうえ。と脅された寒ぼんさんの歩く姿を見たことはない。底冷えの京の町なかを寒風といっしょに走り去っていかはる寒ぼんさんの太鼓の音は真冬の暮らしのリズムのなかに組み込まれてたはずやのに、ここ何年か途切れてて、あるべきものが欠けてしもうたようやった。ああ、大寒か。寒さが増したはずやな。と思う。ただそれだけのことなのやけれど。。。
 それが昨日、夕飯の支度をしてたら太鼓の音が聞こえた。 タン!!タンタン!!!タン!!タンタン!!!
「エッ?!!」包丁の手を止めて聞きなおす。もういっぺん、「エッ?!!」今の音、寒ぼんさんか?! そう言うて包丁を置いてくぐり戸を開けて玄関庭に顔を突き出して耳で音を追いかけた。今日、大寒か? 急いでカレンダーを確かめたら1月21日(大寒)と書いてある。今年は来ゃはったんやな。寒ぼんさん!ただ、それだけのことなのやけれど。。。
 それにしてもジョンジョロ、ジョンジョロ季節はずれの雨の音と寒ぼんさんの太鼓の音はミスマッチ。暦は大寒なのやさかい、やっぱりキリッ冷えきった乾いた空気がふさわしい。

2012年1月4日水曜日

お正月

暮らし体験会 このゆびとまれ!
今年参加頂いた4人の皆さんのうち初の参加はお1人やった。ほかの方々は皆、秦家のお正月を知っておられる。けれど何度も来ていただいて、今年も秦家の神様にご挨拶ができたと言うてお帰りになる。
シャンとあらたまるって気持ちがいい!とおっしゃって。静かに和やかな新年の席になった。

2012年1月3日火曜日

わがやのお重

三種とお煮しめ
この大きさで十分やなと、ちょっと贅沢な買い物をしたわが家のお重は内径9cmの三段重ね。今はこの大きさがちょうどええ。小さいけれど並べるものは祖母の頃と何も変わらず、一段目にはたたきごぼう、かずのこ、ごまめ。二段目、三段目に入れるのは、焼き豆腐やくわい、こんにゃく、根菜類の煮しめなどいたってシンプルなものばかり。今日で三日目、ぼちぼちお鍋が恋しいなってきた。。

2012年1月1日日曜日

2012年 元旦

明けましておめでとうございます。
 年が明けた。2012年 辰の年を良い年にできますように。。 注連縄を張って整えた神棚のお灯明に光を灯しながら、とりわけ今年は切に願う。こんなふうにして変わらず新年を迎えられたことはほんまに感謝やな。

 神さんを家にお招きしてるお正月は静かに過ごすものや。と祖母はよう話してたけれど、元旦のわが家に居ると、ほんまにそんなふうにして過ごさんといかんのやな。と思うてしまう。
常はあんまり感じることのないあちこちにある神棚の存在が、それほどに際立ってシンと美しいさかい。

2011年12月30日金曜日

餅つき、終える

親子会・暮らし体験会
 一日通しのお餅搗き終了。午前の親子会、午後の暮らし体験会ともにたくさんの人たちに集まっていただいて、賑やかに、和やかに、楽しいに終えることができた。
 土間のあるオダイドコの威力がいちばん発揮する日はこのお餅搗きの日やなと思う。もち米の香り、温かくやわらかな感触を確かめるようにしてつきたての餅を口にほうばる子供たちの笑顔が今年一年の厄を落としてくれたような気がする。こんなに楽しいて素敵な慣習が消えてしまうことのないようにしたいもの。。 
 
 「こころみの餅はね、こうやって小餅を伸ばしたとこにあんこをたっぷり入れて作るよ。」こころみ餅=試み餅の由来は今年の新米、新豆(小豆)の出来栄えを試みるということがはじまりで、かつてはお餅つきをしたときにご近所に年末の挨拶をかねて配ったもの。我が家でも、祖母が健在な頃は毎年配ったもの。春のお彼岸のときと同じく「こころみもちを作りました。お口汚しですけどおひとつどうぞ。」という、大人の挨拶文句をまるで呪文を唱えるみたいに言うて、ご近所へ配るお手伝いは子供の役割。そんな記憶が、この家を生かすことに役立ってる。
 たくさんの参加、ありがとうございました。。

2011年12月28日水曜日

お餅搗き

親子会~暮らし体験会
十数㌔のもち米を洗い終わった。明日は朝の10時から1日中お餅搗きをする。大変!!朝からは10組の親子が来宅、午後からは恒例の暮らし体験会の部に移行して毎年の顔ぶれのなかにチラホラ今年初めて組も加わってきっとまた賑やかになる予定。杵を振り下ろすときの音が一日中家に響くのは何十年ぶりのことやろうか大変やけれどワクワクもするな。

2011年12月16日金曜日

道具 臼と杵

白味噌作り
 今月の料理の会はどのグループも白味噌作り。味噌作りというても、複雑なことをするわけでもない。前日から大豆を洗い水に浸けておいたものを翌日柔らこうに煮る。煮た豆をつぶす。分量の塩と米麹と」混ぜあわせる。ただ、それだけの単純な作業。家電を使うて大豆を粉砕するのだけはひと仕事。それより祖母がいた頃を思い出して臼と杵を使うてみたら、なんと早い!一気に大なべ一杯の大豆をつぶすことができてしまうことにあらためて感心する。やっぱり道具やな。と母。

2011年12月12日月曜日

おくもじを漬ける

山田大根
 お正月、祝い雑煮に添える『おくもじ』を漬けた。何日か干してしんなりした大根を葉ごと塩で漬ける。
今年の大根は15cmほどの長さでかなり小ぶり。しっかり重石はしたけれど気温が上がると醗酵の進み具合が狂うてしまう。寒いのはつらいけれどお漬物ののためにはキュッと冷え込んでくれるとありがたい。上手いこと漬かりますように。。

2011年12月9日金曜日

輪飾りを作る

ものづくり小学校
 
 明日の午後は京都市ごみ減量推進会議主催親子体験会。注連縄作りとお餅つきをしてお正月支度を体験してもらう計画。定員10組で募集をかけられた結果、64組の応募があったと関係者の方々も驚いておられる。 ごみ減量推進を掲げるところがなんで京町家で正月支度の体験?そこのあたりに疑問を感じていただけたとしたらそれだけでもこの企画遂行には意味があるとたぶん仕掛け人は思うておられる。
 明日は、俄か注連縄作りの伝達者。お手本になる用の輪飾りを10本作った。さて明日、皆さんにうまいこと縄をなうコツを伝授できますように。。

2011年12月5日月曜日

感謝

笙と笛を聴く『地球の祈り2011』
 静寂の奥座敷から宇宙へ、田島さんの笙と雲龍さんの笛の音に連れ出していただいたような不思議な感覚。2011年の終わり、こころの浄化、積もった澱を払い清めてもろたようなひととき。
 年に三度、正五九のご祈祷の日にだけ出してる厨子のなかの鬼子母神にも遥かなる故郷へワープしてもらえたかも。。
ご来訪いただいた皆さま、ありがとうございました。

2011年12月2日金曜日

色づいた

奥庭の紅葉
ここ3日ほどで庭先の紅葉が色づいた。毎年、ある瞬間からにわかに色づきはじめて、そして間をあけずにハラハラと散ってしまうその様はほんまにあっけない。
 写真を撮ろうと縁側をウロウロしてたら、「サムイトコデナニシテルネン」とムーン。「サムイ、マダカ?サムイ、マダ、ココニ、イルノカ」と、訴えるようにじっとこっちを観察してる顔がおかしかった。
 はい、終わったよ!と声をかけて居間のほうへ行こうとしたら、いちもくさんに飛び石を渡っていっしょに入ってきた。君はほんまに猫ですか?

2011年12月1日木曜日

ガラスの笛

松島巌氏のコアガラス
  コアアガラスは古代メソポタミアで紀元前1600年頃にはじまったガラス器の成形法のひとつなのだとか。耐火粘土等で形作った型の外側に軟質色ガラス棒を溶かせたものを巻きつけてから、型粘土を取り出して中空の容器を作るもので吹きガラスとは違うて数百倍の時間のかかる作業工程が必要らしい。けれど色、形などを自在に操ることで風合いのある模様、形を表現することができるそう。トンボ玉と同素材なのかな。。
見た目の美しさだけではなくてその音色も独特なのです。と雲龍さんは紹介されてる。