
庭に面して外向きの廊下は埃の多いのが難点。拭き掃除を一日さぼると、ザラついてしまう。けど、朝からこの暑さやと毎日拭くのは少々辛い。それで一日おきの手抜きの日は、箒で埃をはらうだけにしとくことにしてる。
庭に向こうて、シャッ!シャ~、と掃き出した埃が光線のなかでキラキラ散っていく。おー、おー、みごとなチンダル現象。たったの一日で結構な埃がたまるものやな。
ん?朝陽をうけた欄干の影、なんとなしに長ごうなってきた?
京の町家 秦家(はた け)の日常

しょうがの香りのする冷やし飴はちょっと懐かしい夏の飲み物。温めると「あめ湯」と呼び名が変わる。これを初めて飲んだのは小学校のとき、臨海学校での宿泊所で海から帰ってきたら熱~いのをお湯のみ茶碗飲ませてもろたことを思い出す。あのときは冷えた体に沁みたな~。個人的にそんな懐かしさもあって、昔懐かしい飲み物として8/14日、15日、エコ100選ワークショップに用意しようと思うた。






お昼に横目で見過ごした古物屋のかごの中がやっぱりどうしても気になって夕飯を終えてから出かけた。こんなして晩になってから陶器市に出かけるといかにもお盆の時期が来たなぁて思う。
かごの中の器。それは昭和の型ガラスの器。お昼にチラッと見たそれが、あんまりわが家にあるのと似てたのでもしかして、、、と思うて手に取ると、形、大きさ、模様がいよいよ似てて。おそるおそる値を訊ねたらなんと格安のN百円!!決まり!!(左がわが家の器。右が戦利品。そっくり同じ)
時間はもう晩も10時前頃?それでも陶器市のときには代々清水焼を焼いてはるお家も店庭までぱーと開けてはる。その様子はまるで祇園祭の宵山のわが家を見てるよう。立派な大皿が並んでるとこでアララ、小さい子達が遊んでて大丈夫?!他所事ながら気になってしもた。けど、まあ、その心配もないのやろ。常からそこが生活の場になってると、以外にそこのところは立ち振る舞いも身についてるのかな?
ここが六道の辻。南側へ行くと六波羅密寺。お精霊さんをお迎えする鐘の音が聞こえてる。
辻をそのまま東へ進むと六道さん(珍皇寺)。
ちょうどこの辻に幽霊飴のお店があった。以前(というてもずいぶんと昔やけれど)からお店の場所が替わってた。たしか、祖母に買うてもろてたころは、木の桶に入った飴の塊を木槌?か何かでカンカン!!と割ったのを袋に入れてくれたはったかな~?試食用の飴は、あのころみたいに手にひっつかへんように進化してた。味は、あのころと同んなじ、やさしい甘み。


八坂さんでの「夏越祭」と西方にそびえる愛宕山千日詣りが同日の7月31日に行なわれて、京都の夏の蒸し暑さもいよいよ頂点にさしかかる。その、どっちにも行ってないのに、火の用心の御札と茅の輪の御守をいただいた。
「夏越(なごし)祭」が八坂さんの疫(えき)神社で営まれて、1カ月にわたる祭りは終わる。