昨日の日曜日は午後から9月の親子会を開催。
今月は京都府園部町のNPO法人京都匠塾のお兄さん、お姉さんの指導を受けながら秦家の土間で物づくりの体験。「今日はお茶碗を作りますが、使う人のことを考えて作るようにしようね。」と、物づくりに向う心持ちの教えてもらって挑みました。
入口~店庭~玄関庭~走り庭に20個ほどの轆轤(ろくろ)を並べて準備万端。 |
「マイ箸マイ茶碗づくり」ののぼりが立てられました。 NPO法人京都匠塾では 物づくりの心や楽しさを伝える活動の場を広げておられます。 この秋には小刀で美しく鉛筆を削る鉛筆削り大会が行なわれるそうです。 |
店の間で粘土の扱い方、お茶碗を作っていく手順を聞き入る子どもたちの顔つきは皆、ほんとに真剣。ジッと形になっていく様子を集中して見入っていました。「親指と親指をくっつけて、こうやって指先を使って、ゆっくりろくろをまわしながらやさしくのばしていくよ。」『ろくろ』という言葉を初めて聞いた子もいたのかもしれないのですが、さりげなく耳に入っていく生きた言葉にあらたまった説明の必要はないのですね。みんな、フ~ンなるほど。。と、納得の表情。
朝からの雨模様もあって急に気温が下がったので土間に座ると冷たくないか心配しましたが、土と格闘していると身体は暑いくらいです。という声も。知らないうちにみんなどっしり土間に腰を下ろしてお茶碗作りに夢中の時間が過ぎていきました。
玄関庭から走り庭を眺めたところ。みんな、マイ茶碗の製作に真剣そのもの。 |
「これはお父さんの誕生日のプレゼントにするから。」 「私は小さめのお茶碗を作るの。」 土を触っているうちに作品への想いが広がっていくようでした。 |
小学2年生の作品。りっぱにお茶碗の形に仕上がって。 |