2011年10月10日月曜日

イタチ

真夜中~翌日大騒動
 一昨日の真夜中(2:30頃?)、チュチューッ!!と悲壮な鳴き声で目が覚める。「ん~?なんや?」同時にそばのハウスで熟睡してたムーンも飛び出してきた。1人と1匹が神経を音のするほうへ集中させてた。好奇心旺盛のムーンがいっこうに物音のほうへ行こうともせず身を硬くしてじっと横にいる。トコトコトコトコ、トコトコトコ、軽やかな足音を立てて階段を往復する音は鳴り止まず。様子を窺ごうてたけれど辛抱たまらへんようになって、とうとう電気をつけて階段の裏板をドンドン!とたたいたた、母も起きだしてきた。
 そしたら、「わー!!」今度は母の声。「大きなネズミが仰向いて死んでる~~、どうしょ~。」いつも思うのやけれど、そんなこと言いながらもこんなときの母はにわかに気丈な人に変身する。「新聞紙取ってんか。このままにはしとけへんやろ。」「う、そやな。はい!」と手渡した新聞紙を持っていった母が「あれ?!いんようになった!どこ行ったのや?!気絶してたのやろか??」「そやけど、いややな・・出て行ってくれたのやったらええけれど・・どこへ入ったのか・・・きしょくわるいな・・・」 それでも静かになって、ひとまず騒動は一段落したようにみえた。
 ところが翌日になって。ムーンが2階の押入れの襖の前にチョコンと座って動こうとせず。「ここにいるな。」「うん、絶対にいるな。」手傷を負うたネズミにこんなとこに入り込まれたら困る。その一心で、ドキドキしながら片付いてる布団やら衣装ケースを出していった。ガサガサ!!と音がする。えらい元気そうな音や。「いる、いる。」勇気を奮い起こしてさらに物を出していく。すると、スノコのあわ際から、つぶらな大きな目の小さな顔が!!「わっ!イタチ!!」スルスルと長いしなやかな尾っぽの体が二人の間をすり抜けて階段を駆け下りて裏庭のほうへ走り去っていった。母が新聞紙を取りにその場を離れたわずかの隙に射止めた獲物を押入れの奥に運び込んで、真夜中のディナーを楽しんでたようで、押入れの片隅に哀れな残骸、、、
 午後~夕方にかけては2階の押入れの大掃除。大騒ぎの一幕でした。。