近江葦のすだれ
琵琶湖にも春が来て、錦の川魚屋はんにも銀色に光る稚鮎やもろこが毎日並んでる。海の遠い京都の街なかでは昔から琵琶湖で獲れる淡水の魚貝は貴重なタンパク源やった。そして、この湖のほとりに茂る葦も京都で珍重されてきた素材。琵琶湖との縁はほんまに深い。
「ああ、ええ色になってますなあ。近江葦ですな。」大宮通りにある竹平さんのご主人はひと目みて、そうおっしゃった。それやったら同じ素材で作ってくださいとお願いする。その真新しいすだれが昨日届いた。
シャンとしたすだれを下げるのは6月下旬の建具替えのとき。それまでは蔵のなかへ仕舞うとこ。
2011年4月13日水曜日
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