2010年9月15日水曜日

美術館「えき」

モーリス ユトリロ 展

 高校時代、絵画倶楽部で油絵を描いていた母は絵を見るのが好き。そんな情報は目ざとう見つけて、珍しい出かけへんかと誘われた。めったに自分からどこかへ行こうと言い出すことのない人からたまに言われると、やっと暑さも和らいだことやし、ほな行こか!
 京都駅までバスで10分ほど。あっというまに駅ビルの中にある美術館に到着。90点の作品が集結する機会はめったにないとのこと。白壁の直線的な建物のあるフランスの街角の風景画、その画風、見覚えはある。けれどその人となりについて知る機会はなかったので、生い立ちについての解説を読み進むにつれて、波乱に満ちた人生と絵を重ね合わせて見ていくうちに、なにやらもの悲しい気持ちになってきた。色合いは美しいけれど、どの絵もどこか寂しげ。青い空と、雲と、木と、そして人と、語りおうて、ときめいて何かを感じて描かれた風がないような。。
日本初公開、見ごたえのある展覧会は10月17日(日)まで開催なのやそう。
 
 その後はIデパート、家庭用品めぐりで器を見つける。ちょっと小さいけど、これ、買うとこか。ここでも珍しい母の衝動買い!気分転換になったのやったら、可愛らしい買い物や。