2013年7月19日金曜日

復元新調

太子山の荷茶屋(にないじゃや)


 今年はお町内で復元新調された荷茶屋(にないじゃや)のお披露目のお祝いもかねて、山鉾巡行途中、観衆の前で実際に献茶のパフォーマンスもされることになり、奔走されたお町内の方々はさぞや大変やったことやと思う。
 
 偶然の積み重なり。いろいろなご縁の糸を、お茶の神さんとたいっさん(太子山の御本尊)が繋げてくれはった。お世話になった方々がそんなふうにおしゃってたけれど、ほんまにそう思う。こうした皆さんで走りまわった結果が上の写真。小ぶりの風炉、釜がぴったりとおさまり、桶、柄杓、のほか、一式のお道具が納まった荷茶屋は生き生きとして見えた。
 実現に向けて、部屋中に文献を広げて荷茶屋の絵画資料を調べていただいたり、茶道具やお茶の立て方まで時代考証いただいた皆さんのお陰。
御池新町で山鉾連合会理事長 吉田さんに一服のお茶を立てる谷口さんは
ここ数年、わが家の宵宮で美味しい煎茶をご奉仕いただいている宇治田原のお茶師さん。
お茶は、宇治田原展茗(てんみょう)のお抹茶。山田知事命名の品種茶とのこと。
美しい所作に、どこのお師匠さんですか?と訪ねられる人もあったのだそう。

よく似合ってられました。前世は荷茶屋を担いで京の都を歩いてた?