2013年11月24日日曜日

太子山の年中歳時

お火焚き
 お火焚きは、ご本尊のたいっさん(聖徳太子像)の収められてるお蔵の前にお町内の人たちが集まって護摩木を焚いてお参りをする年中行事。仕事をするにも、食するのにも「火」は欠せへんもので、扱いを誤ればすべてを失うてしまう怖さも持ち合わせてる。「火」への恐れ、「火」への感謝。今の時代、その気持ちを持ち続けることはなかなか難しい。こんなふうにして続いてるお町内の年中歳時が、これからも受け継がれていきますように。。
お蔵の前で焚かれる護摩木は、お町内の家々から集まってきたもの。
護摩木には、家内安全、無病息災、そして家族の名前を書くのが慣わしです。
お参りを終えた後は、お供えしていたみかんやお芋をこの焚き火で焼きながら
火を囲んでしばし歓談を楽しみます。
(焼きみかんは風邪封じのおまじないと言われています。)
半紙に包まれたまだ温かいこのお下がりは
お火焚き饅頭、柚子の香りのおこしといっしょに家々配られます。