2011年12月30日金曜日

餅つき、終える

親子会・暮らし体験会
 一日通しのお餅搗き終了。午前の親子会、午後の暮らし体験会ともにたくさんの人たちに集まっていただいて、賑やかに、和やかに、楽しいに終えることができた。
 土間のあるオダイドコの威力がいちばん発揮する日はこのお餅搗きの日やなと思う。もち米の香り、温かくやわらかな感触を確かめるようにしてつきたての餅を口にほうばる子供たちの笑顔が今年一年の厄を落としてくれたような気がする。こんなに楽しいて素敵な慣習が消えてしまうことのないようにしたいもの。。 
 
 「こころみの餅はね、こうやって小餅を伸ばしたとこにあんこをたっぷり入れて作るよ。」こころみ餅=試み餅の由来は今年の新米、新豆(小豆)の出来栄えを試みるということがはじまりで、かつてはお餅つきをしたときにご近所に年末の挨拶をかねて配ったもの。我が家でも、祖母が健在な頃は毎年配ったもの。春のお彼岸のときと同じく「こころみもちを作りました。お口汚しですけどおひとつどうぞ。」という、大人の挨拶文句をまるで呪文を唱えるみたいに言うて、ご近所へ配るお手伝いは子供の役割。そんな記憶が、この家を生かすことに役立ってる。
 たくさんの参加、ありがとうございました。。