2012年1月23日月曜日

四畳半狂言

3月の親子会
 3月の親子会のパンフレットが仕上がってきた。去年の5月からはじめた秦家親子会、H23年度最後の親子会に大蔵流茂山千五郎家の千五郎氏にお越しいただけることになったのや。
 TVで茂山千作氏のお話しを聞いたのは、16年?いや、20年も前になるやろうか。。
幕末から明治の動乱のなか後ろ盾を失うことになった狂言の御家を現代にまで引き継いでこられたお話に引き込まれたことがあった。檜の舞台から京の町なかへ。伝統を守るため、生きるためにどんな席に呼ばれてもこれを受けてこられた。そこで京町家の四畳半でも狂言をされたと聞いた。裕福な商家の子どもの節句の祝いという席もあったのやとか。。
 そのお話が何かしら心に残って、家の公開を決めたころにナニを思うたのか手紙を書いたことがある。それも、あの千作氏宛てにいつか四畳半の狂言を秦家で再現することができたら。。と まるで夢物語みたいに書いた。
 それがこの春、まさか現実のものになるやなんて、ほんまにありがたいこと。心良う引き受けていただいた千五郎氏には、感謝、感謝や。