2011年11月1日火曜日

修理に出す

懐中時計
 高校入学の春に初めて手にしたスイス製の腕時計を知人の結婚式場で無くしたとき、一生大事に使おうと思うてただけにあのときのショックは未だに忘れへん。しかたなしに買うことにした二本目の腕時計はデジタル時計の走りで、確か当時で6.000円。今から思うたら結構な値がついてたなと思う。それから、?十年。。いつの間にやら時計というものを持たず、時間を見るのはスマートフォン。ずいぶんと変わってしもうたものや。
 片付けものをしてたら出てきたと、母が父の愛用してた懐中時計を持ってきた。「あんた、使うか?」へー、懐かしい!ねじを少し巻いてみたら、チッチッチッチ・・・と音がする。小さいのにズシッと重みがあって、手のひらの中にしっくりとおさまる。よし、修理に出してみよう。二十数年の眠りから上手い具合に醒めてくれて、復活してくれることを期待して。。