2010年8月19日木曜日

冷やし飴

創業65の歴史
 しょうがの香りのする冷やし飴はちょっと懐かしい夏の飲み物。温めると「あめ湯」と呼び名が変わる。これを初めて飲んだのは小学校のとき、臨海学校での宿泊所で海から帰ってきたら熱~いのをお湯のみ茶碗飲ませてもろたことを思い出す。あのときは冷えた体に沁みたな~。個人的にそんな懐かしさもあって、昔懐かしい飲み物として8/14日、15日、エコ100選ワークショップに用意しようと思うた。
 家で作る習慣のない「冷やし飴」。こんなときはパソコン検索がほんまに助かる。「京都 冷やし飴」と検索したらトップに出てきたHP。お店の住所をみると、五条大宮 と、ほん近くにある。(自転車で5.6分)なにやら歴史もあるらしい、、決めた! 
 大通から一筋、細い通りを入るのか。。んーっと、、、ペダルをゆっくり踏みながらお店のあるらしき通りを二往復。あれー、、。「どこ、探したはりますのん?」と植木鉢に水遣り中のムームー来たおばあさんに声をかけられた。はー、あのう、冷やし飴を売ったはるお店探してるんですけど。「それやったら、ほろ、あそこの電信柱の前の家」あ?あーー、はい、ありがとうございます。電信柱の前?? 迷うてたら、そんなやりとりを見てはったのやろか、今度は大きなお腹のおじさんが、「ほれ、そこ、そこ。」と指さして教えてくれはった。(なんとも、この辺の人は親切。。)
 目のまー前、普通の家の表札の横に年季のはいった木の看板。入り口の戸を少しだけあけてチャイムを鳴らして声をかける。「誰か、お客さんへ」と奥のほうから声が聞こえてきて、しばらくしたら女の人が出てきゃはった。「どうぞ!!」と言われてようやっと、家の中へ一歩入る。

小さい土間に立った瞬間、これ何!? そこには懐かしい風景がそのままあった。どれもこれも懐かしいて。まるで時間が止まったよう。(わが家も来訪者からは同じこと言われるけれど。。)


業務用のほうがお得ですよ!と、親切でてきぱきとした応対も気持ち良うて。65年間変えることせず、自信持って商いしたはる姿勢が伝わってくる。業務用のビンは某ビル会社のものを再利用。手作業で貼られたらしきシール。
 検索するとトップにしっかりとしたホームページが出てくるこのお店。冷やし飴はやさしい味。